生産者情報
中里町有機農法研究会の代表の三上新一さんは、青森県仲伯町で農家の長に生まれ、中学卒業後稲作を手伝い始めました。5~7月に吹く風(やませ)は津軽の地に冷害をもたらすことが多く、近代農法に取り組むなかで農薬散布後はいつも苦しくなり、3日くらいは寝込んだりしたそうです。
1963年から農薬や化学肥料に頼らない自然農法でのコメ作りを始めました。今でこそ有機農業は珍しくないが、当時は「近代農法」の全盛期で、初めの数年は雑草が生い茂りほとんど収穫できず、周囲から冷笑を浴びたそうです。
三上さんは、自身の自然農法のポイントは、土づくり、苗づくり、除草の三点だと言います。なかでも土づくりは重要で、収穫後に稲わらと籾殻堆肥をすき込み、春の耕起を3回実施。「畑のような土の状態にして、土壌の力を最大限に引き出す」そうです。
1993年に100年に1度あるかないかという大冷害の年青森県の稲作は全滅に近い中落ち込む中、平年通りの収穫量を確保し、自然農法栽培による生命力の強さを立証しました。それを契機に地元農家32戸の研究グループが設立され、代表として技術の向上と普及に努めてきました。
また、生産調整減反でコメの代わりに生産している有機大豆はみそや豆腐に加工し販売につなげています。
平成16年には有限会社瑞宝として法人化し、現在、水稲23ha、大豆60ha、にんにく2.5haで有機JAS認定を受けています。(一部転換期間含む)
受賞暦
平成12年 「青森県農業大賞」受賞
平成14年 環境保全型農業にて「農林水産大臣賞」受賞
平成19年 第二十七回「田中稔賞」受賞
平成21年 毎日新聞社 第58回全国農業コンクール全国大会「グランプリ」受賞
平成21年 第48回農林水産祭にて「天皇杯」受賞



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