代表の森氏が「自然食」にこだわるのは、近年はアレルギーやアトピーをお持ちのお子さんが多いこと、化学物質過敏症に悩んでいる方も多くなっていることも理由のひとつであるといいます。
化学合成された物質に対して体が敏感に反応してしまう方は、目立ちませんが多く存在し、日々悩んで生活しているといいます。
森代表の息子である「ふるさと21株式会社」の森隆幸代表も、子どもの頃はアレルギー体質で食の制限が多かったといいます。有機栽培の野菜や果物ならばどうかと試したところ、食べても問題がないことがわかったのです。体質に良い影響をもたらしたようで、現在はアレルギー体質を克服。
このような実体験からも、体質的に化学合成物質に弱い方にも優しい食として、自然食をお届けしたいと考えているのです。
現在、自然食ねっとは新たな事業展開に向け準備を進めています。
それは、有機野菜を使用した「カット野菜」の販売です。
日本は核家族化が進んでいるため、世帯人数が少ない傾向にあります。例えば夫婦ふたりが共働きの世帯や単身世帯は、まるまる一つの野菜や果物を買っても全てを食べきる前に腐らせてしまう場合も多いのです。
健康志向が高まり、オーガニックや無農薬といった言葉への関心が高まっている今日において、有機農産物の消費が増加しない要因の1つとして、「消費しきれない」という問題が存在しているのです。
また、有機農産物は通常の農産物に比べて高価になるため、食べきれない問題と併せて「興味はあるが食べきれないともったいないから買わない」という状況になりやすいです。
このような現状を打開する施策として、カット野菜事業を行うのです。